自分でできる子に育つ「ほめ方」「𠮟り方」

ほめ方叱り方サムネ

今回のテーマは、子育てについて。

その中でも大きな、とても大きな親の課題である「ほめ方」「叱り方」

ほんと悩みます、考えます、でも答えはでませんよね

ほめ方叱り方本

そこですべての悩めるご両親のためにこちらの

「自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方」 島村華子著

をおすすめします。

本書の中で

  1. 目からうろこだった部分
  2. めちゃくちゃ難しい「叱り方」
  3. 本の最後に著者が伝えてること

を感想を交えながら解説したいと思います。


目からうろこだった部分

泣き顔写真

申し遅れました、わたくしパンダ、小中塾講師歴10年、子育て歴9年若輩者ですが

子供たちの心をコントロールするにはズバリ「飴とムチ」加えて「脅し文句」(暴力的な意味ではなく、このままでは鬼さんが来るよ的な)これが一番

実際コントロールするには間違いないのですが、これが本書ではすべてダメ!!

なんだって?!そんなんどうしたらええねん?!

そう思いますよね?本書ではこのように一般的な子供をコントロールするような方法について良くないと書かれています

自分でできる子、自分でいろいろなことを考えてできる子に育てるためには、褒美や罰といったものが妨げになるというのです。無意識のうちに子供は褒美をもらうため、罰を避けるために行動し、考える力が弱くなり主体性を失う傾向にあるとのこと。

子供が何かできたときに「よくできたね」とお菓子や褒美をあげたりするんではなく

まずほめる場合は、過程や行動をしっかり具体的にほめるのが良いということです。

「まわりに気を付けてよく運ぶことができたね」「何度も挑戦してできるようになったんだね?よくがんばったね」など

ふむふむ。ただ褒めるだけじゃなくて、結果でもなくてプロセス、過程を見てほめてあげるんですな。一緒に喜んであげたりするのもいいかも。

本書ではこれらの例文やいろいろな状況でのほめ方が載っています。


めちゃくちゃ難しい叱り方

教室

ほめ方のあとはもちろん「叱り方」

これが非常に難しく感じました。

まず、感情をそのままにぶつけるような「叱り方」はもちろんダメ!物を取り上げたり、無視をしたりもダメ!親としてはいうことを聞いてくれない子供に対してイライラしてしまうもの。しかしその感情をぶつけたりすることでは問題は解決しません。いろいろな罰を与えられた子供はそれをいかに回避するかに頭を使い、どこに問題があったかを考えることがないままになってしまう。とのこと

次に「ダメ」「違う」などの否定的な言葉をできるだけ使わないようにする。

叱る時って「それダメ!」とか「あれは違う!」とか否定から入るのにそれがダメとは!

マジっすか。これはあっかん!絶対言ってまう!

もちろん、できるだけとあるように子供に危険が及ぶときや、やむを得ない状況では使っていいようですが、「ほめ方」同様これも結果よりもプロセス過程をしっかり聞いてやるのが大事。やっぱり子供の心に寄り添うということが一番なんですねー。なんでそういうことをしたか気持ちを理解して、肯定して話を聞いてあげるのが良いと。

否定から入らずに、まずは聞いてあげる、そして一緒に問題を解決する。子供の気持ちに寄り添うことが大切なんやね!


著者が最後に伝えていること

途中わたしはこの本を読みながら何度も「これはできないかもしれない」と思いました。

事実、駄々っ子状態になってる子には何を言っても聞かなかったり、何度注意しても同じことを繰り返すときはイライラしてしまいます。

著者の島村華子さんは

全部やろうとしなくていいのです。親自身の中に噴き出る感情を押し殺して仏のように子供の行動を受け入れる、あるいは受け入れるふりをする必要はありません。毎回、毎秒、無条件な子育てができる人なんていません。たまに人中心に大げさにほめたり、イライラして叱ったところで、こどもがダメになるわけではないので安心してください。

自分でできる子に育つ「ほめ方」「叱り方」 巻末 「おわりに」より引用

そして彼女はこうも書いてます、「まずは親自身が幸せであることが大切」

これはそう思いますね。暗い表情や怒ってばかりの親は嫌ですよね。

また、母親はこうあるべきだとか、理想の父親像とか家族とか、世間一般のこうあるべきというような考えが自分自身を苦しめるときがあります。でも親も人です。完璧な人間などいません。反省成長を繰り返しながらできることをできる範囲でやる。ということも書かれてます。

うんうん、完璧にはできないけど、なるべくできるようにやるのだ。その子その子によっても合うやり方あるはずやし!子供に寄り添う気持ちを大切にそして自分もハッピーに!

最後に

笑顔写真

だいぶかいつまんで走り書きしたのですが、本にはもっといいことがたくさん書かれております。特に会話例、実例など参考になります。

わたし個人的な考えではありますが

自分で考え行動する力を持つ子は、人生で起きる様々な問題、トラブルに立ち向かえる子に。

自分で考え行動する力を持つ子は、勉強や知識を得る力が強い子に。

問題解決力や様々な知識は人生を生きていくのに少しだけイージーモードにしてくれるはず!子供にそんなスキルプレゼントできたらいいですよね!気になる方は是非一度読んでみてください。それではまた!

 

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